彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「ひどいですよ、つなぐ!?」
せっかく、瑞希お兄ちゃんとラブラブしていたのに!
「ご安心を、我が君。あなたが今飲んでいるアイスココアを飲み干して、新しいドリンクを注文すれば、お側に帰ってきてくださいますよ?」
「なるほど!そっか!?」
「そだよな!?そりゃ!一気飲みで~~~~~~!!グッグッグッ・・・ゴック!!瑞希せんぱぁ~~~~い!!俺にもお代わりください!!」
「あ!?円城寺君ズルい!!僕がもらったアドバイス!!」
「ケケケ!!早い者勝ちなんだよ!!」
素早くグラスを空にした円城寺君。
本当に、瑞希お兄ちゃんのこととなると大人げないんだから!
〔★それは凛も同じだ★〕
「はぁ~あ!たく、真田先輩をめぐってなにしてんだか・・・!あたしゃ、頭がガンガンしてきたわ・・・!」
「ウェイウェイウェイ!大好きなリンリンのすべてを受け入れてこそ、リンリンリストでしょー!?頑張るリンリンを撮影~♪」
「俺も俺も~」
「おい、インスタにあげるなよ!凛さんは、ネットにアップされるのを大変嫌っているんだからな!?」
「もちろんわかってるよ~ハゲ君!我が君は、俺のアイフォンの中に閉じ込めて・・・うふふふ!」
「ウェイウェイウェイ!個人で楽しむ系~!」
「きめぇーぞ、オメーら!?凛を変なことに使ってねぇだろうなぁ~!?」
「りんどーのことなんて、ほっとけよカンナ~!」
「瑞希先輩!俺もお代わりっす!」
「お兄ちゃん!僕も僕も!」
「おう、オメーらもか?何にするんだ?」
「「カフェ・スラブ!」」
「じゃあ、2つか。」
「いや、4つです。俺達もお願いします。」
「秀君!?」
そう言って、オーダー数を2倍に訂正したのはのっぽの男。
円城寺君達と同じ爆裂弾のメンバーで、龍星軍の仲間である吾妻秀一君だった。