彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




(マジかよ・・・・・・・!?)




最低な裏切りをした友達も、加減なんかできてクズのことも最低だ。

私なら、もっとうまく加減できる。

いや、怒るところはそこじゃない。





(戦わなきゃ!)





頭ではわかっている。

このままじゃ、私は危ない。







(レイプされる!)

レイプなんかされたくない!!



(そのためには、戦うしかないのに薬のせいで身体が動かない―――――――――!!)

「っ・・・・!」




―凛!―


瑞希お兄ちゃん!!




(助けて、瑞希お兄ちゃん!!!)





ガシッ!!



「でかいじゃんか!?隠れ巨乳か~?」

「い・・・!?」





それで胸をつかまれたと理解する。

痛いぐらい強く触られた。





「痛い!!」

(痛い痛い!)

「いやぁ!!」





本気で振り払う。



「ははぁ!燃えるわ!」



そんな私を見て、クズが楽しそうに笑う。



いやだいやだ!






(瑞希お兄ちゃんならまだしも!瑞希お兄ちゃん以外に、触られたくなんかない!)





凛道蓮だとバレてもいい!私のファーストは瑞希お兄ちゃんだ!






(こんなクズに奪われてたまるか!)

「あああ!!」






菅原凛モード解除、凛道蓮モードオン!!!





(手足が動かないなら―――――――!!!)

「うわああああ!!!」


ゴン!!

「ぶっ!?」





頭を使う。

頭突きを食らわせた。





「いて!この!?」



相手が私から手を放す。

やった!このまま体勢を立て直して―――――――




バチ!!

「あああ!?」




立て直して、攻撃できなかった。

全身に衝撃、電撃が走った。





「ピカチュー♪」





ねずみポケモンの声優さんとは、似ても似つかない鳴き声を出す鳥海





「100万ボルトならぬ、マックス~!」

「う・・・!」





その言葉通り、一番強い電流を流したんだと思う。

視界がぶれて、意識が途切れる。








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