彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)






―お前、早く代われよ!―
―わかってるよ!―
―ちょっと、その姿勢じゃ映らないジャン!?―
―チッ!これでいいかよ?―
―OK~いいのが撮れそう♪―
―ひゃははは!ヒドイ女だよなぁ~!?―
―俺らは優しいから安心してくれよ、巨乳ちゃん?―
―今、大人の保健体育、教えてあげるからな~―
―それじゃあ~いただきまーす!―


―い、やぁ・・・・!!―


「―――――――――きゃあああ!?」





視界に映るのは見慣れた天井



「え・・・?」



しばらく見つめてから気づく。



「夢か・・・」



悪夢を見ただけだと理解した。





「凛!どうしたの!?」

「なにがあったのか!?」

「ごめんなさい・・・!悪い夢を見ただけだから・・・」



私の部屋のドア越しに、安否を聞いてくる両親に謝罪と事実を伝える。



「ならいいけど・・・」

「あまり心配をかけないでくれ。」

「・・・ごめんなさい・・・。」

(心配、か。)



両親の言葉で、記憶がよみがえる。

ミクお姉ちゃん達が立ち去り、岩倉達、警察官達が来たことを。が

縛られていた悪い奴と共に、私は病院につれていかれた。

処置してもらった私は、警察に移動して取り調べを受けた。

被害者として・・・





「君がしたことは悪いことだよ?」





ではなかった。



「え!?ど、どういう意味ですか!?」

「これ、君のスマホだよね?」

「そうですが?」



見せられたのは菅原凛のスマホ。





「このスマホから違法サイトにアクセスと登録されてる。君が、したんだよね?」

「しましたが、それは友達を助けるためで!」

「そのために、ポイントで借金したの?お金に余裕があれば助けてもいいけど、ない人がしても迷惑でしょう?」

「だから!ポイントの借金をしたのは、私のスマホを奪ったよっちゃ、吉田さんです!」

「だーから、吉田さんって子も調べて話も聞いたよ。でも、君のスマホ画面から、彼女の指紋はでなかった。」

「それは手袋をはめてさわったからです!」

「言ってることに、無理がないかな?」

「え!?」





飽きれ気味に岩倉は言う。




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