彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)



「吉田さんは、君がゲームにはまってるのを止めるために、あの店に一緒についていったと言っている。」

「逆です!嘘です!」

「君が嘘だって言う証拠はないんだよ?」

「あります!彼女の携帯を調べて下さい!ゲームの登録と、そこでの借金のデータが
ないんだよ?」

「えっ!?」

ないって、どういうこと!?



「彼女のスマホからは、違法サイトのアプリはおろか、ゲームのアプリ自体、まったく入ってなかった。」

「消したってことですか!?」

「消した記録もない!最初から入ってない!ネットゲームへの登録もありませんでした!」





(――――――――――――――やられた!)





これは、最初から私を陥れるためのワナだったんだ。







(渕上と組んで、吉田都司子は私をだましたんだ!!)







動揺する私に、岩倉はさらなる暴言を発する。





「君、菅原さんさ、良い友人に恵まれてるね?」

「は?」

「今回の件、菅原さんは厳重注意でおしまいです。学校側も、とくにおとがめはなしとのことです。」

「学校に言ったんですか!?」

「犯罪に関わったからね。」





その言い方が引っ掛かった。





「私は悪いことはしてません!被害者です・・・・!」

「担任の先生から聞いたけど、問題行動を起こしてるよね?いじめられてないのに、いじめられたとか、被害妄想で、周りを困らせてるって?」

「違います!してません!あれは全部、渕上ルノアさんからの嫌がらせで――――!」

「その渕上さんが、君を不問にするように圧力をかけてきたんですよ!!」





ドン!と机を叩かれ、大声で怒鳴りつけられる。

そんな言動よりも、次に発した岩倉の言葉に傷ついた。







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