彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
菅原さんが、渕上さん達にいじめられてるのは知ってる。
私もいじめられたくなくて、1度見捨ててるから。
渕上さんからの返事ができないうちに、渕上さんは取り巻き2人に呼ばれてG組から出て行った。
残された私は―――――――
「なんで即答しないんだよ、クズ!」
「あんたのせいで、私らまで渕上ちゃんに目を付けられるとこだったんだぞ!?」
「バカ女!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
「菅原凛を痛めつけることを考えろよ!」
(そんなこと、できないよ!!)
残された私は、教室から連れ出され、体育館に行くことなく、人のいない場所でリンチされた。
誰も助けてくれない。
何も悪いことしてないのに。
痛いよ・・・誰でもいいから助けて!もう死にたい!!
「大丈夫ですか?」
そんな時、声をかけてくれたのが菅原凛さんだった。
あんなひどいことを言ったのに、手当てしてくれて、優しい言葉をかけてくれた。
いじめをなくせる方法を、一緒に探してくれるぐらい優しかった。
―菅原に肩代わりさせるってんなら、お前は見逃してやるよ?吉田都司子?―
助けてくれた子を、裏切るような真似はできない。
(菅原さんを犠牲にする方法は――――・・・・!!)
「何か方法があるなら、教えてください。」
「ダメ・・・・」
そこまで落ちたら、ダメよ。
借金というけど、私は騙されて借金させられただけ。
詐欺にあったんだよ!?
詐欺に――――――!!
―あなたは、詐欺にあった被害者だから親御さんに言うべきよ。―
いじめの相談・・・してないわけじゃなかった。