彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「取り調べ、大丈夫でしたか?セクハラとかひどいこと言われませんでしたか?」
「男も女も優しかったわよ。てか、婦警としか話してないけどね・・・」
「よかった~!」
「龍星軍のことはしゃべってないから安心して。」
「それはいいですよ!るかさんが嫌な思いしてないかが重要です!本当にちゃんと、被害届は出しましたか!?」
「・・・出したわ。」
「よかった!それを聞いて安心しました!瑠華さんを苦しめた分は、きっちり責任とらせないといけません!!罪を償わせないといけませんからね!?」
「・・・そうね」
優しい言葉に、表情に、胸があつくなる。
「このまま家まで直行すればいいですか?どこか寄るならよりますよ?ご飯食べて帰ります?あ、家であやめさん待ってるなら、テイクアウトですかね?」
「・・・頼めば、どこにでも連れてってくれる?」
どこまでも優しい彼と、もう少し話していたくなった。
「はい!もちろんです!!」
「夜景がキレイな場所に連れてって。」
「え!?夜景がキレイな場所ですか??」
「無理?」
「いえ・・・お腹とかすいてないのですか?」
「胸が一杯なの。連れてってくれるの?くれないの?」
「わ、わかりました!お連れしますが~リクエストはありますか?」
「任せるわ。」
「え!?僕任せでいいんですか!?ハズレの可能性も――――――――!?」
「いいの。」
ガバッ!と、凛道蓮にしがみつきながら伝えた。
「悪くても、あなたに文句は言わないから。」
「わっ・・・わかりました。じゃあ行きましょう。」
戸惑う相手を可愛いと思う。
あたし達を乗せたバイクはスピードを挙げながら、夜景がキレイな場所へと進んだ。