彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)





集会を、夜の活動をしてると、ある程度は夜の町がわかってくる。

瑠華さんのリクエストにこたえるため、私が知る中で一番夜景がキレイな場所に彼女を案内した。

単車を留めれる展望台だ。





「どうでしょうか、瑠華さん?」

「あら~良いところね?」





辺りにいた人達が、私達を見て帰っていく。



なぜだろう??



〔★凛の特攻服が原因だ★〕



気づけば、夜景がキレイな場所に二人きりになっていた

目だけで瑠華さんを見れば、穏やかな顔で夜景を見ていた。





(夜景を見るのが好きなのかな?)


「凛道蓮さん。」

「は、はい!?」





不意に、瑠華さんに名前を呼ばれる。





「いろいろ、ありがとうございました・・・。」

「いいですよ。敬語も・・・無理に使わないでください。」

「優しいのね、坊や・・・」





夜風が身に染みる。

着がえがたくさんあったはずなのに、





「ソノフク、サムソウデスネ?」

「平気よ。」

「いや・・・いくらまだまだ暑いとはいえ、そんな生地の部分が少ない服を着て、平気なわけないと思うのですが・・・?」





そう言い終わった時、強い風が吹く。





「さむ・・・」

「ほら!」





瑠華さんのつぶやきを聞き、急いできていた特攻服を脱ぐ。

そのまま、瑠華さんの体にかけた。





「坊や・・・。」

「露出の少ない服は、ほどほどにしてくださいね?」

「し、仕方ないでしょう?胸のサイズに合わせたら、これしか~」

「え!?そう言う理由でしたか!?すみません!」

「いいわよ!誤解されても、仕方ないことしてきたからね・・・」





クスッと笑う姿は、蠱惑的(こわくてき)でドキッとさせられた。








< 897 / 922 >

この作品をシェア

pagetop