彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「あーあ、疲れちゃった~」
「ええ、そうですね。」
両手を組んで前に伸ばす瑠華さんに、同意すれば言われた。
「あたしを助けて、疲れたでしょう?」
「いいえ、いつものことです。」
「いつもなにしてるの?」
「瑞希お兄ちゃんのお手伝いと暴走族活動と地域の見回りです。」
「組合せがおかしくない!?」
「まあ、ツッパリなんてそんなもんですよ~」
「普通のツッパリは、地域の見回りはしないけどね。なんか・・・あなたは普通の暴走族と違うわね・・・・・」
「ぼ、僕より瑠華さんの方が~想像と違ってましたよ。」
「あたし?どういうところが?」
「セクシーだと思わせといて純情です。」
「ぷっ!なにそれ?不純よ、あたし?」
「自覚がないだけですよ。正直・・・言っていいか迷いますが・・・・」
「なぁに?」
「神城さんと誤解が解けたので・・・・神城さんと瑠華さんの2人は、復活愛をとげると期待していました。」
「そんなこと考えてたの!?」
「はい。」
〔★凛は考えていた★〕
「バ、バカじゃないの!?あ、ありえない!りゅ、龍志は、あっちゃんというカワイイ彼女持ちよ!?あたしとは―――――」
「すみません。言い過ぎました。」
「・・・・いいのよ。」
「瑠華さん。」
「龍志は・・・・あたしの男性不審を消してくれた・・・思い出すのは、アイツの良いところばっかり・・・それでいいの。」
「なに言ってるんですか!?見ていてわかりました!僕でさえ気づいてます!瑠華さんはまだ神城さんのことを―――――――・・・・」
好きなのに?
そう言おうとしてやめた。
そんなもんじゃない。
(好きとかそういう軽い感じじゃなくて・・・・)
「・・・・愛してるのに、いいのですか?」
私の言葉に、バッとこちらを見る瑠華さん。
「・・・!!」
「え!?」
その目から涙があふれていた。
「ご、ごめんなさい!僕――――――――――!!」
「愛してるわよ。」
謝った瞬間、ハッキリとした強い口調で瑠華さんは言った。