彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
『Felicita(フェリチータ)』の打ち上げパーティーは、終始円満に!?終わった。
一般人もいるので、あまり遅くなる前に切り上げた。
自力で帰る者も多いが、何人かはお迎えを呼んでいた。
「こんばんは~るかがお世話になりました~♪」
「あやめさん。」
「凛道さんこんばんは。ツカサさんは!?」
「お呼びかな?」
「きゃー!!ツカサさん♪」
瑠華さんを迎えに来たあやめさんが、烈司さんと楽しそうにしゃべりはじめる。
それにカンナさんが呆れながら言う。
「たく!さっさと連れて帰りゃいいのに!」
「おあいにく様~♪」
「ムカつく女だぜ!」
「すみません、高千穂さん。送ってもらって・・・」
「気にすんな!一ノ瀬も、さっさと姉貴呼んで帰れ!」
「今待ってる途中だもん!あ、お姉ちゃんから電話だ♪もしもし~」
それぞれが、たわいない話をしてる時だった。
「りっちゃん、ちょっと・・・・・」
「瑠華さん?」
「2人だけで話たいんだけど・・・」
「?わかりました。ヤマト、可児君、ちーちゃん、つなぐごめん。」
「うはははは!えーよ♪」
「お気になさらず。」
「許す系~」
「ごゆっくり!」
そう言われ、しゃべっていた友達に断りを入れて離れる。
外に出て、お店から少し離れた場所まで誘導される。
そして周囲に人がいないのを確かめてから瑠華さんは言った。
「言おうか、迷ったんだけど・・・」
「なんですか?」
「美涼から助けてくれたヘルメットの男、りっちゃんの知り合い?」
「いいえ、知り合いになりたいんですが、なれてないんです。」
「どういうこと?知り合いじゃないの?」
「知り合いと言えば、知り合いです。」
「なにそれ?何者かわからないの?」
「そうなんです!いつもいつも、僕が危なくなると助けてくれまして!お礼を言う前に、名乗る前に、いつもいなくなってしまって・・・!」
「・・・。」
「瑠華さん?」
私の返事に黙り込む瑠華さん。
確かに、返事に困る答えだったかなと思っていたら、予想外のことを言われた。