彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)


「くっくっ・・・!」

「あはは!あっはっはっはっ!」


どちらともなく、耐え切れなくなって笑ってしまった。


「はーはははは!!」

「あははは!」

「たくっ!変なところばっかり似やがってよ~」

「しかたないですよ~あなたが僕のお兄ちゃんなんですから?」

「それもそっか~!」


(そう・・・今はまだ、『お兄ちゃん』だけど・・・)

いつか、いつか、いつかきっと・・・



(龍星軍の総長は幸せだと証明できた時には――――――!!)


「あなたが大好きです。瑞希お兄ちゃん。」



(『弟』ではなく、『1人の女性』として貴女への愛を伝えます。)



「おうおう!俺も凛が大好きだぜ~?愛する弟よ!」



(どうかそれまで、待っていてください。他の女性の物にならないで下さいね?)



「えへへ♪僕も瑞希お兄ちゃんを愛してまーす♪」

「じゃあ、俺は両思いだな~?」

「はい!」



本気の言葉じゃなくても、そう言ってもらえるだけで私は幸せになれる。


菅原凛でためたストレスが吹き飛ぶほどに。



〔★凛の精神バランスは保たれた★〕



「よーし!告白タイムはここまで!映画に行くぞ、凛!」

「はい!瑞希お兄ちゃんとならどこへでも!」

「調子良い奴!」


そこで瑞希お兄ちゃんとの抱き合いは終わった。


「後ろ乗っけてやるから、メット忘れるなよ?」

「はぁーい!」


その代わり、私の方へ腕を回してくれた。

肩を抱き合いながら、共に歩き出す私達。



「瑞希お兄ちゃん大好き~!」

「俺の方が、凛のこと大ちゅき~」

「もぉう!からかわないで下さいよー!?」

「はっはっはっはっ!」



嫌なことがあった後には良いことがある。

そんな予感がした、瑞希お兄ちゃんとの映画デート!

幸せいっぱいでスタートですっ!!



〔★デートと思ってるのは凛だけだ★〕



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