会長候補はSweets☆王子!?
「チッ! 何? あの態度」

 涼香ちゃんがよせばいいのに、思い切り舌打ちして、西村さんにガンを飛ばします。

(やめなって……涼香ちゃん)


「ほうほう。クール系女子かよ。たまんねえな!」

 
 何をニヤニヤしてるんですか!? 池永君!!


「何か? 騒ぐんだったら、廊下でやってくれないかしら」

 西村さんは、長い黒髪をさっと手でかきあげると、あたし達三人を一瞥し、また両手に持った本の中身に目を走らせます。

 シャープで整った切れ長の瞳が、文字だけを追っているようでした。


「行こっ、真希。池永君もホラ」

 涼香ちゃんに手を引っ張られるあたしは、後ろを振り向きながらたずねます。


「どこへ?」

「決まってるでしょ? 生徒会室よ。
 立候補届の用紙もらいに行くのよ」

「おお! いよいよ俺の野望がスタートするんだな?」



 って、勝手に話すすめないでよー!!(涙)
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