会長候補はSweets☆王子!?
 耳を澄ますと、確かに部屋の内部からの小さな音が耳の奥に響いて来ます。


 池永君は目をキラキラ輝かせて、ドアに頬っぺたまでピッタリくっつけている有様です。



『……会長。何度言ったら分かるんです?
 じっとしておいて下さいって、俺はあれほど注意したでしょ?』


 ちょっと苛立った感じの、男子生徒の声。


『……大内君、心配し過ぎだよぉ。ホラホラ、もう亜美菜、すっかり元気!』


 鼻にかかった感じの、甘ったるい口調の女子生徒がこたえています。


『塚本会長、そもそもあなたは今学校に来ちゃ駄目なんですよ?
 ご自分の体調、自覚してるんですか?』

『だって、退屈なんだもん。
 亜美菜がお世話しないと、ちゃんとスクスク育ってくれないかも知れないでしょ?』

『会長……とにかく、今日はもう帰って休んで下さい』

『心配性だなあ。大内君は。
 それに、亜美菜はもう生徒会長じゃないよ』


 え? 生徒会長?
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