会長候補はSweets☆王子!?
「大内くーん、お客さん?」


 生徒会室の中から、さっきの塚本会長さんの声がしました。

「さ、さあ? ちょっと、俺にも何が何だか」


 大内君と呼ばれた彼は、ズレ下がった眼鏡を指で直しながら、確実に困惑していました。

「って言うか、あんたらは何? 池永とどういう関係?」


 まるで不審者を見る目付きで(いや、実際そうなんですけど)大内君は、あたしと涼香ちゃんを見ています。


「はいはいははいっ! あたしは、小倉塚第二高校新聞部員の敏腕記者・永末涼香です。以後おみきしりおきを、ん? おしみきりおきを? おみそしりきを」


「いや、分からないんだったら、無理に難しい言葉使わなくていいから」

 と遮った大内君

「で、アンタは池永の何?」


(何って言われても……)

 ドギマギして、責められているような気分のあたしの横から池永君が

「この子は、チーマキちゃん。小さい真希ちゃんだから『チーマキちゃん』な」


「説明になってないぞ。池永」

「おっと! それもそうだな。
 ま、ザックリ言って、俺の生徒会長選挙立候補にあたっての、推薦人になってくれる女の子だ。
 さしずめ、勝利の女神ってヤツー?」
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