会長候補はSweets☆王子!?
「うん、まあね。やっぱり、大した仕事もしてない内にいなくなるのは、学校にも生徒会のみんなにも迷惑掛かっちゃうし」

「……そんなこと、ないですよ」

 塚本さんの言葉に対し、大内君はひとり言のように呟きました。


「でも、あたしが生徒会長になったのも、他になり手がいなくて、あみだくじで負けたからなんだけどね~。あはは」

 塚本会長さんは、そう言ってまたえくぼを作って笑い掛けます。


「あ、池永君の立候補届よね? 
 ええと、大内君。キャビネットの一番下から出してもらえるかな?」

「会長! ちょ、ちょっと、待ってくださいよ!!」

「いいじゃん。出たいって言ってる人に、立候補してもらうのが一番だよ。
 昔から言うじゃん?『参加することに、意義がある』って」


 会長さんの後押しに、池永君は

「さすが! 話が分かりますね!!」と上機嫌。


「池永、お前は自分が生徒会長になれるとか、マジで思ってんの?」

「大内ちゃん、そんな怖い顔すんなよー! 
 大丈夫、こう見えても俺は校内での人気結構ある方だからさ」


(おバカさんですけどね……と、あたしは心の中で悪態つきます)
< 128 / 390 >

この作品をシェア

pagetop