追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
プリエーラに追従し、他の令嬢らも私に向かって高らかに声をあげた。
ちなみに、こんなふうに取り囲まれるのは初めてのことだったが、王宮にやって来た翌日に、私は彼女たちと一度顔を合わせている。彼女たちがわざわざ私の元を訪ねて来て、超上から目線で「あなたが横断幕にあった専属菓子職人ですの? せいぜいノアール殿下のために励みなさい」と、有難いんだかよくわからない言葉を告げられていた。
この少々鼻持ちならない少女たちは、行儀見習いとして王宮に滞在中の令嬢たちで、実質的にはクロフの妃候補ということらしい。ただし、クロフの方にその気は皆無で、見向きもしていない。
私はわくわくしながら、目の前で凄んでみせる令嬢らを順繰りに見回した。
「ちょっと陛下に目をかけてもらっているからって、いい気になって……って、聞いてますの!?」
正直なところ、「聞いているのか」と言われれば、あまり聞いていない。だって、状況がそれどころじゃない。
……なに!? この、超ド真ん中の王道展開は!? これ、めっちゃ懐かしいんですけど――!
ちなみに、こんなふうに取り囲まれるのは初めてのことだったが、王宮にやって来た翌日に、私は彼女たちと一度顔を合わせている。彼女たちがわざわざ私の元を訪ねて来て、超上から目線で「あなたが横断幕にあった専属菓子職人ですの? せいぜいノアール殿下のために励みなさい」と、有難いんだかよくわからない言葉を告げられていた。
この少々鼻持ちならない少女たちは、行儀見習いとして王宮に滞在中の令嬢たちで、実質的にはクロフの妃候補ということらしい。ただし、クロフの方にその気は皆無で、見向きもしていない。
私はわくわくしながら、目の前で凄んでみせる令嬢らを順繰りに見回した。
「ちょっと陛下に目をかけてもらっているからって、いい気になって……って、聞いてますの!?」
正直なところ、「聞いているのか」と言われれば、あまり聞いていない。だって、状況がそれどころじゃない。
……なに!? この、超ド真ん中の王道展開は!? これ、めっちゃ懐かしいんですけど――!