追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
うしろから聞こえてきたアイリーンの声に振り返れば、空を見上げて目を細くする彼女の姿があった。
その立ち姿は、俺の目にキラキラとまぶしい。しかしおそらく、不平不満に頬を膨らませる令嬢らと、晴天の空を見上げて微笑む彼女。ノアールの目にも、きっとまばゆいのは彼女だろう――。
そんなふうにまぶしい思いで彼女を眺めていると、ふいに、その両手が埋まっていることに気づく。しかも彼女が両手に持っているバスケットはパンパンに膨らんで、見るからに重そうだった。
……なんてことだ! どうして、もっと早く気づいてやれなかったんだ!
「ガウ!」
俺が彼女のもとに駆け、「代わりに咥えて持ってやる」と、バスケットに鼻先をすり寄せて鳴けば、アイリーンが俺を見つめ、可愛らしく小首を傾げた。
「どうしたの?」
……わぁ! 太陽の光を受けて暗褐色の瞳がキラキラしてる。……可愛いなぁ!
「コラッ! いけませんわ!!」
俺がバスケットに鼻を寄せたまま、間近に見るアイリーンのキラキラの瞳に見入っていれば、突然、プリエーラが叫んだ。
その立ち姿は、俺の目にキラキラとまぶしい。しかしおそらく、不平不満に頬を膨らませる令嬢らと、晴天の空を見上げて微笑む彼女。ノアールの目にも、きっとまばゆいのは彼女だろう――。
そんなふうにまぶしい思いで彼女を眺めていると、ふいに、その両手が埋まっていることに気づく。しかも彼女が両手に持っているバスケットはパンパンに膨らんで、見るからに重そうだった。
……なんてことだ! どうして、もっと早く気づいてやれなかったんだ!
「ガウ!」
俺が彼女のもとに駆け、「代わりに咥えて持ってやる」と、バスケットに鼻先をすり寄せて鳴けば、アイリーンが俺を見つめ、可愛らしく小首を傾げた。
「どうしたの?」
……わぁ! 太陽の光を受けて暗褐色の瞳がキラキラしてる。……可愛いなぁ!
「コラッ! いけませんわ!!」
俺がバスケットに鼻を寄せたまま、間近に見るアイリーンのキラキラの瞳に見入っていれば、突然、プリエーラが叫んだ。