追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
「うん、今ちょうどシーラさんがいてくれてるから、行ってきちゃう。蜂蜜が切れそうで、次の配達を待てなそうなのよ」
「すまないな。俺が急に連れて来たりしたからだな……」
ルークはいまだ、とろとろととろけるプリンスを見やり、すまなそうに告げる。
「やあね、ルークに謝ってもらうことなんてないのよ。カフェが繁盛するのは嬉しい限りなんだから」
「蜂蜜ってーと、山の上の養蜂場だよな。山頂へ向かう道は足場があんまりよくねえな、俺が付いて――」
「平気よルーク、私はひとりで大丈夫。せっかくお客様として来てくれたんだもの、あなたはプリンスとゆっくりお茶をしていってちょうだい」
同行を申し出ようとするルークをそっと制し、私は首を横に振った。
「カーゴとゆっくりっつっても、奴はすっかりばあさんの膝で鼻の下を伸ばしてるがな。まったく、なに考えてんだか……」
ルークは呆れたようにため息をついた。私は苦笑を返すのが精一杯だった。
「ま、あれも内心じゃ葛藤に悶えてんだろうがな」
「……え?」
「すまないな。俺が急に連れて来たりしたからだな……」
ルークはいまだ、とろとろととろけるプリンスを見やり、すまなそうに告げる。
「やあね、ルークに謝ってもらうことなんてないのよ。カフェが繁盛するのは嬉しい限りなんだから」
「蜂蜜ってーと、山の上の養蜂場だよな。山頂へ向かう道は足場があんまりよくねえな、俺が付いて――」
「平気よルーク、私はひとりで大丈夫。せっかくお客様として来てくれたんだもの、あなたはプリンスとゆっくりお茶をしていってちょうだい」
同行を申し出ようとするルークをそっと制し、私は首を横に振った。
「カーゴとゆっくりっつっても、奴はすっかりばあさんの膝で鼻の下を伸ばしてるがな。まったく、なに考えてんだか……」
ルークは呆れたようにため息をついた。私は苦笑を返すのが精一杯だった。
「ま、あれも内心じゃ葛藤に悶えてんだろうがな」
「……え?」