追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
モフモフでやわらかくて、物凄く気持ちいいのはいつもと同じ。だけど、どことなくモフモフの密度が違うような? ……なんというか、毛質がやや、サラサラ寄り?
……なんでだろう? 小首を傾げ、今度は両手で握って、もっふもっふと撫でてみる。
手のひらに感じる毛質はやはり、よく知るプリンスのそれよりもちょっとサラサラとしていた。
「ガオン!」
ん? 鳴き声まで、なんだかいつもと違う?
私が夢現のまま、少々困惑気味にモフモフとしていると、これまでよりも少し強めにペチンと頬を張られた。
――ペチンッ!
その衝撃で、私はついに重たい瞼を開いた。
「っ!」
な、な、なにこれ――!!
目にした瞬間、バックンバックンと鼓動が鳴り、体温が急上昇した。
なんと私は、四メートルはあろうかという、巨大モフモフに抱き締められていたのだ!
それだけ聞けば「それって、プリンスじゃないの?」と、誰もが思うに違いない。しかし、プリンスと目の前のモフモフは決定的に違っていた。
なんなの!? この、神々しいほどに凛々しい、黒いモフモフは――!?
……なんでだろう? 小首を傾げ、今度は両手で握って、もっふもっふと撫でてみる。
手のひらに感じる毛質はやはり、よく知るプリンスのそれよりもちょっとサラサラとしていた。
「ガオン!」
ん? 鳴き声まで、なんだかいつもと違う?
私が夢現のまま、少々困惑気味にモフモフとしていると、これまでよりも少し強めにペチンと頬を張られた。
――ペチンッ!
その衝撃で、私はついに重たい瞼を開いた。
「っ!」
な、な、なにこれ――!!
目にした瞬間、バックンバックンと鼓動が鳴り、体温が急上昇した。
なんと私は、四メートルはあろうかという、巨大モフモフに抱き締められていたのだ!
それだけ聞けば「それって、プリンスじゃないの?」と、誰もが思うに違いない。しかし、プリンスと目の前のモフモフは決定的に違っていた。
なんなの!? この、神々しいほどに凛々しい、黒いモフモフは――!?