ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋
「なんでだよ・・・」
海は椿の頬に触れる。
椿は海の方に頭をもたれかける。

「・・・ダメでした・・・」
「・・・ん?」
椿がかすれた声でつぶやく。

「・・・うまくいかなかった・・・」
そう言って椿の瞳から大粒の涙が再びあふれる。
海は涙を流す椿に自分の額をつけた。

額と額をつけて目を閉じる。

その時、
「離せ~!!はなせ~!!」と女性の叫び声が聞こえた。
声の方へ視線を向けるとそこには椿の母が髪を振り乱して、警察官に両脇を抱えられながら血だらけで暴れていた。
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