花印†blood



『……ふ』



刹那様が首筋に顔を近づけると同時に暖かい感触がして。


瞬間、首筋を舐められビクッとする私に刹那様は妖艶な笑みを見せた。



「くりす…お前は俺の…」


『…刹那、様?』




ブツッ


そんな鈍い音を響かせ、刹那様の牙が私の首筋に埋まるのを感じた。



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