花印†blood



「ずっと白羽…君の血に餓えていたのは本当だよ。でも、君の血に溺れるのが怖かった。

……だから、他の人の血を吸ってた」


『………』


「…だけど、他の人じゃ、満足できない。吸っても吸っても餓えが満たせない」



―やめてよ。

そんな熱い視線を向けないで…

さっきから煩い私の心臓の音が、更に暴れだす。



「…ねぇ、白羽?僕が他の人の血を吸っている所を見て妬いていたの?」


『なっ///!?』




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