お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
驚いて、そして慌てて真帆は周りを見回す。柱の影になって誰にも見られていないことは確かだけれど、それでもこんなところで、キスされたことが信じられない。真っ赤になって真帆は蓮を睨んだ。
「な、なにするんですか!副社長こんなところで…ん」
抗議をする真帆の唇を、また蓮が唇で塞ぐ。そして、再び目を白黒させている真帆を至近距離でじろりと睨んだ。
「…君がこんなにもの覚えが悪いとは知らなかった。…業務中とは大違いだ」
呆れたように言われてしまい真帆は恥ずかしいのと心外なのとで、すでに真っ赤になっている頬を盛大に膨らませた。
真帆だって、まさか蓮がこんな小さなことにこだわる男性(ひと)だとは思わらなかった。
上司としてはどちらかといえば寛大なほうなのに。
「ふくしゃ…れ、蓮さんが私を名前で呼ぶのと、私がれ、蓮さんを名前で呼ぶのとではハードルの高さが違うと思います!私は部下なんですから」
真帆の精一杯の反論する。
蓮は眉を上げてはははと笑った。
「よく言うよ。すでに上司に対する態度でもないくせに」
「な…!」
痛いところを突かれて言葉に詰まる真帆を見て、蓮はもう一度はははと笑った。そして頭に大きな手を置いてくしゃくしゃと撫でた。
「それでいい。今日は上司も部下もないからな。でも呼び方は譲らない。…次から間違えたら、その口をさっきみたいに塞ぐからな。そうして欲しければいくらでも間違えていいぞ」
「な…!」
ニヤリと笑って勝手なことを決めて、蓮は真帆の手を引いて再び歩き出した。
「な、なにするんですか!副社長こんなところで…ん」
抗議をする真帆の唇を、また蓮が唇で塞ぐ。そして、再び目を白黒させている真帆を至近距離でじろりと睨んだ。
「…君がこんなにもの覚えが悪いとは知らなかった。…業務中とは大違いだ」
呆れたように言われてしまい真帆は恥ずかしいのと心外なのとで、すでに真っ赤になっている頬を盛大に膨らませた。
真帆だって、まさか蓮がこんな小さなことにこだわる男性(ひと)だとは思わらなかった。
上司としてはどちらかといえば寛大なほうなのに。
「ふくしゃ…れ、蓮さんが私を名前で呼ぶのと、私がれ、蓮さんを名前で呼ぶのとではハードルの高さが違うと思います!私は部下なんですから」
真帆の精一杯の反論する。
蓮は眉を上げてはははと笑った。
「よく言うよ。すでに上司に対する態度でもないくせに」
「な…!」
痛いところを突かれて言葉に詰まる真帆を見て、蓮はもう一度はははと笑った。そして頭に大きな手を置いてくしゃくしゃと撫でた。
「それでいい。今日は上司も部下もないからな。でも呼び方は譲らない。…次から間違えたら、その口をさっきみたいに塞ぐからな。そうして欲しければいくらでも間違えていいぞ」
「な…!」
ニヤリと笑って勝手なことを決めて、蓮は真帆の手を引いて再び歩き出した。