転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
話は以上である。帰ろうとしたら、引き留められた。

「他のふたりは帰ったのか?」

「はい。一本目の馬車で」

「そうか。次の馬車は一時間後だろう?」

「ええ」

「ならば、校門まで送ろう」

「いいの?」

「ああ。一時間後の馬車ならば、暗くなる。闇魔法使いにでも会ったら、大変だ」

そうなのだ。闇魔法使いがもっとも力を揮える時間帯は夜間。魔法の効果も昼間使うより倍以上に跳ね上がる。なるべく、夜は出歩かないようにするよう、ローデンヴァルト先生に言われていたのだ。

ヒポグリフォンに乗せてもらうのは、久しぶりである。見かけるたびに、飛行系の使い魔が羨ましくなっていた。モフタロウは他の使い魔と仲良くできそうにないので、二体目の使い魔を迎えることは現実的ではないが。

「三分で用意しろ」

「はいはい」
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