転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「いったい、誰がルビーちゃんを酷い目に遭わせていましたの!?」

フロレンツィアは今までにないくらい、憤っている。

ルビーはなんと、体をぐるぐる巻きにされていた。額の魔石には、赤いペンで縁取りしてある。そこには、ありえない内容が書き込まれていた。“ここからナイフを入れる”と。

ルビーの額にある魔石を、引き抜こうとしていたようだ。救出が間に合って、本当によかった。

「あとの問題は、どうやって扉を開くか……」

「あの、私がやってみます!」

ニコラが挙手する。闇魔法は光魔法を弱点とする。扉に向かって光魔法を当てたら開くのではないか。そんな、力任せの解決を提案した。

攻撃魔法ではないので、しっぺ返しも食らわないだろう。

「ローデンヴァルト先生、いかがでしょう?」

「許可する」

「ありがとうございます! それでは皆さん、眩しいので目を閉じていてくださいね」

念のため、モフタロウの目を両手で覆っておく。フロレンツィアはルビーをぎゅっと抱きしめていた。
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