転生令嬢はまるっとすべてお見通し!~婚約破棄されたら、チートが開花したようです~
「許さなくていい。謝らせてくれ。フィデル――本当にすまなかった。私は、フェリシテの死が受け入れられなかった。誰かのせいにして逃げないと、生きていけなかったんだ」
途中から、涙ぐんだ声へと変わる。
フィデルのせいと思うことでしか王妃様の死を受け入れられなかったと思うと、とても悲しく、残酷な話だと思った。
「お前から奪った時間への罪は、これから一生をかけて償わせてくれ」
陛下から、エリオットのような口先だけの雰囲気は感じ取れなかった。
フィデルにもそれは伝わったようで、フィデルは陛下へ頭を上げるように言ったあと、まっすぐに陛下を見つめる。
「俺は、父様――あなたを許す。俺も人を愛してわかった。愛する人を失うのは……自分が死ぬことよりも怖いということを」
愛する人――隣で聞いていて、はっきりと自分のこととは言われていないのに、胸がドキッとする。
「フィデル……! 本当に、本当にすまなかった……!」
陛下は涙を拭うこともせず、頬を濡らしながら何度もフィデルに頭を下げた。
「別邸での暮らしは、俺自身も受け入れてたことだ。もういい。……ただ、王位継承については、少し考えさせてくれ」
「もちろんだ! それは、考えてくれるということだな!?」
ついさっきまで泣いていたのに、今度は嬉しそうにフィデルの手を取る陛下。ドリスさんに続いて、切り替えが早すぎやしないだろうか。
フィデルは墓穴を掘ったようで、しまった、という顔をしている。
「考えるだけだ。あと、俺は別邸に慣れたし別邸が気に入っている。可能なら、これからも俺はあそこで生活をさせてほしい」
「えぇ!? フィデル、せっかく自由になったのにいいの!?」
途中から、涙ぐんだ声へと変わる。
フィデルのせいと思うことでしか王妃様の死を受け入れられなかったと思うと、とても悲しく、残酷な話だと思った。
「お前から奪った時間への罪は、これから一生をかけて償わせてくれ」
陛下から、エリオットのような口先だけの雰囲気は感じ取れなかった。
フィデルにもそれは伝わったようで、フィデルは陛下へ頭を上げるように言ったあと、まっすぐに陛下を見つめる。
「俺は、父様――あなたを許す。俺も人を愛してわかった。愛する人を失うのは……自分が死ぬことよりも怖いということを」
愛する人――隣で聞いていて、はっきりと自分のこととは言われていないのに、胸がドキッとする。
「フィデル……! 本当に、本当にすまなかった……!」
陛下は涙を拭うこともせず、頬を濡らしながら何度もフィデルに頭を下げた。
「別邸での暮らしは、俺自身も受け入れてたことだ。もういい。……ただ、王位継承については、少し考えさせてくれ」
「もちろんだ! それは、考えてくれるということだな!?」
ついさっきまで泣いていたのに、今度は嬉しそうにフィデルの手を取る陛下。ドリスさんに続いて、切り替えが早すぎやしないだろうか。
フィデルは墓穴を掘ったようで、しまった、という顔をしている。
「考えるだけだ。あと、俺は別邸に慣れたし別邸が気に入っている。可能なら、これからも俺はあそこで生活をさせてほしい」
「えぇ!? フィデル、せっかく自由になったのにいいの!?」