転生令嬢はまるっとすべてお見通し!~婚約破棄されたら、チートが開花したようです~
予想もしてなかった協力者が私たちにいたことに、エリオットは分が悪そうにたじろぐ。
「どうして、ドリスがこんなやつらに協力する!? まさか、弱みでも握られているんじゃ……」
「あたしがそんなヘマするように見える? あたしはただ、熱心だった教え子が恋しくなっただけよ。今の教え子は、やる気なさすぎて教える気にもならないし」
「なっ! エ、エリオット様、私がシエラに劣っているというのですか!?」
ドリスに睨まれたロレッタは、助けを求めるようにエリオットに縋っている。エリオットはロレッタを宥めるだけで、ドリスに反論することはなかった。
エリオットもわかっているのだろう。ロレッタがドリスさんの厳しい教育にまったくついていけてないことを。そしてその点に関しては――私のほうが上だったことも。
広間内のざわつきがやむ気配はない。エリオットは、私をギロリと睨み言う。
「シエラ……どうやってフィデルと接触したんだ。フィデルの居場所を知っていた人間はごくわずか……! 君にその情報を漏らした覚えはない」
「ええそうね。私は本当にフィデルの居場所は知らなかった。でも私は今こうしてフィデルと一緒にいる。どうやったかなんて、エリオット。あなたならわかるでしょう?」
「!? ……まさか」
私の含んだ物言いに、エリオットはピンときたようだ。なにかに気づき、すぐに血相を変え私に問いただす。
「シエラは、フィデルの居場所を〝見た〟んだな……!? 僕に、力があることを隠していたのか!?」
「あら? さっきまでのあなたの話じゃ、私は能力があると嘘をついて無理矢理婚約を迫ったって話じゃなかった?」
すぐさま矛盾を指摘すれば、エリオットは言い返せずに口をつぐむ。
「どうして、ドリスがこんなやつらに協力する!? まさか、弱みでも握られているんじゃ……」
「あたしがそんなヘマするように見える? あたしはただ、熱心だった教え子が恋しくなっただけよ。今の教え子は、やる気なさすぎて教える気にもならないし」
「なっ! エ、エリオット様、私がシエラに劣っているというのですか!?」
ドリスに睨まれたロレッタは、助けを求めるようにエリオットに縋っている。エリオットはロレッタを宥めるだけで、ドリスに反論することはなかった。
エリオットもわかっているのだろう。ロレッタがドリスさんの厳しい教育にまったくついていけてないことを。そしてその点に関しては――私のほうが上だったことも。
広間内のざわつきがやむ気配はない。エリオットは、私をギロリと睨み言う。
「シエラ……どうやってフィデルと接触したんだ。フィデルの居場所を知っていた人間はごくわずか……! 君にその情報を漏らした覚えはない」
「ええそうね。私は本当にフィデルの居場所は知らなかった。でも私は今こうしてフィデルと一緒にいる。どうやったかなんて、エリオット。あなたならわかるでしょう?」
「!? ……まさか」
私の含んだ物言いに、エリオットはピンときたようだ。なにかに気づき、すぐに血相を変え私に問いただす。
「シエラは、フィデルの居場所を〝見た〟んだな……!? 僕に、力があることを隠していたのか!?」
「あら? さっきまでのあなたの話じゃ、私は能力があると嘘をついて無理矢理婚約を迫ったって話じゃなかった?」
すぐさま矛盾を指摘すれば、エリオットは言い返せずに口をつぐむ。