エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
でもいきなり愛人にと言っても恋愛経験のない泉にはあまりに刺激が強すぎる。

だから多少の脚色をしてノーとは言わせないようした。


自分からキスをしたことにかなり驚いた泉だが、実際にキスはしていない。

寝込みに俺がしたところで覚えていないのならノーカウントだ。

だが、目覚めた泉にはキスをしたと言った。

そうすればきっと俺の提案にイエスと答えると思ったからだ。
だが、彼女の作った6カ条は意外だった。


根が真面目だから彼女らしいと言えば彼女らしいが……。

ただ一つだけ、始まる前からこの6カ条に背いたものがあった。


「万が一どちらかが本気になった時この関係を解消する」

好きだから愛人志願をしたとは絶対に言えなかった。

でも泉は俺の提案を受け入れてくれた。

会社では普段通りのやりとりをしつつ仕事が終わると俺は泉への気持ちをアピールした。

もちろん、本音は言わない。

それが約束。

俺は愛人という言葉を巧みに使い分けた。
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