エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
「課長〜ありがとうございます。嘘でもそう言っていただけて希望が持てました。でも結婚破棄は無理なんで……有川泉、ゲス男と結婚しま〜す」

私はこの時完全に酔っ払っていた。

「有川!おい、大丈夫か?」

課長の声が聞こえるんだけどなんだかすごく遠くに感じるのはなぜだろう。

押し上げていたまぶたも重力には勝てずだんだんと視界が小さくなるのがわかった。


「嘘だと思ってるでしょ。本当ですよ。私……課長の言葉を胸にあのクソ野郎と……結婚……しま……」



眠たい目を擦りながらゆっくりと目を開けた。

課長と話をしているうちに酔いが回ってちょっとだけ意識が飛んだみたい。

終電あるかな?歩いて帰るのは難しそうだから今日はタクシーを拾って帰ろうかな。

ゆっくりと体を起こした。

だがいつの間にかバーが模様替えしていた。

薄暗い店内は壁も白くなってて、バーカウンターにお酒がなくなっている。

その代わりに液晶テレビが置いてある。

夢でも見ているのかな?と両手で顔を擦ってもう一度正面に目を向けるが同じ景色だった。

そして小さなため息を吐きながらふと視線を下に向けた時、私の動きが止まった。

え?なんで私裸なの?

しかも私が座っているのは椅子ではなくベッドの上だった。

なんで?

だってさっきまで私課長と一緒にお酒を飲んでいたはず。

そう、課長は?どこに行ったの?もう帰った?

だが、ふと横を見てさらに目が点になった。

なぜなら私の横で課長が寝ているただから。

< 20 / 175 >

この作品をシェア

pagetop