エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
嘘でしょ?経験したことがないのに激しいって……私どんなことしちゃったのよ。

するとクスクスと笑い声が聞こえた。

「激しいというのはね、激しく吐いたってことだよ」

「え?」

「無茶してヤケ酒飲んでただろ?……カクテルって飲みやすいけどアルコール度数高いんだよ」

もしかして吐いたというのは酔っ払って?

すると課長は話を続ける。

「バーで爆睡したお前をここまで運んだのは良かったが急に口を押さえてトイレに駆け込んだんだよ」

想像しただけで顔から火が出そうになる。

でも話はそれだけでは済まなかった。

「トイレで思いっきり吐いたかと思ったら今度は暑い暑いって言い出して服を脱ぎ始めたんだよ」

嘘だ!と言いたいところだけど、実は過去にも似たようなことがあった。

こずえと飲んだ時だった。

この時も記憶がなく、後でこずえから暑い暑いといって服を脱ぎ出したといっていた。

だから課長が嘘を言っているとは思えなかった。

それにしても自分の酒癖の悪さが恥ずかしすぎる。

「すみませんでした」

「いいよ。おいしい思いもしたしね」

課長がニヤリと笑った。

「おいしい思いとは?」

恐る恐る尋ねると、課長がグッと私に寄ってきた。

「聞きたい?」

黙って小刻みに頷くと課長は身体を起こした。

程よく筋肉がついて締まりのある魅力的な上半身にどきっとしてしまう。

「服を脱ぎ捨てベッドに入ったお前は結婚なんかしたくないと半泣きになって、俺に抱きついてきたんだよ」
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