王子様に恋をした
リュークアッセンドラ王太子殿下は、噂に聞くよりはるかに素敵なお方でした。
テーブルに座る令嬢一人一人と目を合わせ、
「今日は態々ありがとう。ゆっくり楽しんでいって欲しい。」
と、にこやかに挨拶をして回って下さっていたのです。
当然私達が座る席にも…
「本日はこの様な素敵なお茶会にお招きいただき光栄に存じます。シェヴェルディア伯爵令嬢アイリーン•ド• シェヴェルディアでございます。」
私はにっこり笑って最上級の挨拶を致しました。
(お母様、やりました。)と内心ほくそ笑んでいると
「アイリーン嬢、ありがとう。楽しんでいって欲しい。」
優しい笑顔で返して下さいました。
リュークアッセンドラ王太子殿下。御歳17歳
太陽があたるとキラキラと輝きが増す綺麗な金髪と最上級のサファイアの様な深い青の瞳。
すらっとした長身だが、剣術で鍛えておられるのが服を着ていても分かるようなそのしっかりとした躯体。それになんの香りなのでしょう、上品で爽やかな香りを纏っていらっしゃいました。
「王太子殿下…殿下はとても良い香りが致します。何方の香水なのですか?」
と問うと、
「アイリーン嬢は甘い香りが致しますね。お菓子がお好きなのですか?」
と。
私は得意なお菓子作りを褒められたと思い、
「私はお菓子作りが得意なのでございます。一度王太子殿下にも召し上がっていただけたらと存じます。」
と最上級の笑顔でお答えしました。
殿下はそんな私の頭をポンポンと撫でると、
「アイリーン嬢はお可愛いらしい。是非一度私にその自慢のお菓子を届けて欲しい。」
私は有頂天になり、淑女を忘れて
「はい!!」
と元気に返事をし、とうとうお兄様に叱られてしまいました。
テーブルに座る令嬢一人一人と目を合わせ、
「今日は態々ありがとう。ゆっくり楽しんでいって欲しい。」
と、にこやかに挨拶をして回って下さっていたのです。
当然私達が座る席にも…
「本日はこの様な素敵なお茶会にお招きいただき光栄に存じます。シェヴェルディア伯爵令嬢アイリーン•ド• シェヴェルディアでございます。」
私はにっこり笑って最上級の挨拶を致しました。
(お母様、やりました。)と内心ほくそ笑んでいると
「アイリーン嬢、ありがとう。楽しんでいって欲しい。」
優しい笑顔で返して下さいました。
リュークアッセンドラ王太子殿下。御歳17歳
太陽があたるとキラキラと輝きが増す綺麗な金髪と最上級のサファイアの様な深い青の瞳。
すらっとした長身だが、剣術で鍛えておられるのが服を着ていても分かるようなそのしっかりとした躯体。それになんの香りなのでしょう、上品で爽やかな香りを纏っていらっしゃいました。
「王太子殿下…殿下はとても良い香りが致します。何方の香水なのですか?」
と問うと、
「アイリーン嬢は甘い香りが致しますね。お菓子がお好きなのですか?」
と。
私は得意なお菓子作りを褒められたと思い、
「私はお菓子作りが得意なのでございます。一度王太子殿下にも召し上がっていただけたらと存じます。」
と最上級の笑顔でお答えしました。
殿下はそんな私の頭をポンポンと撫でると、
「アイリーン嬢はお可愛いらしい。是非一度私にその自慢のお菓子を届けて欲しい。」
私は有頂天になり、淑女を忘れて
「はい!!」
と元気に返事をし、とうとうお兄様に叱られてしまいました。