俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
騎士団長は大きな歩幅で歩きだし、アリスはその広い背中を小走りに追いかけながら仕方ないと自分に言い聞かせる。
(やりませんとはっきり言わなかった私も悪い。覚悟を決めて叱られよう……)
連れられて入った場所は、なぜか詰所の武具保管庫であった。
明り取りの小さな窓が天井近くにあるだけで、薄暗い。
いつでも取り出せるよう、剣や槍、盾などは、棚や壁際に整然と並べられている。
(まさか私にはここで、夜まで反省しろと言うの……?)
アリスは、鉄枠の木製のドアを背にして立っている。
子供の頃、いたずらをして納屋に閉じ込められたことを思い出して冷や汗を流し、少しでも怒りを静めてもらおうと頭を下げた。
「勝手に騎馬戦をして申し訳ありませんでした。今後はこのようなことがないように……えっ!?」
振り向いた騎士団長に突然、頬に触れられ、アリスは驚いて言葉を切った。
大きな手のひらから温もりが伝わる。
アリスの顔を一歩の距離で覗く騎士団長に、怒っている様子はない。
微かに寄せられた眉間の皺は、心配からのもののようで、「怪我はないか」と問われた。
(やりませんとはっきり言わなかった私も悪い。覚悟を決めて叱られよう……)
連れられて入った場所は、なぜか詰所の武具保管庫であった。
明り取りの小さな窓が天井近くにあるだけで、薄暗い。
いつでも取り出せるよう、剣や槍、盾などは、棚や壁際に整然と並べられている。
(まさか私にはここで、夜まで反省しろと言うの……?)
アリスは、鉄枠の木製のドアを背にして立っている。
子供の頃、いたずらをして納屋に閉じ込められたことを思い出して冷や汗を流し、少しでも怒りを静めてもらおうと頭を下げた。
「勝手に騎馬戦をして申し訳ありませんでした。今後はこのようなことがないように……えっ!?」
振り向いた騎士団長に突然、頬に触れられ、アリスは驚いて言葉を切った。
大きな手のひらから温もりが伝わる。
アリスの顔を一歩の距離で覗く騎士団長に、怒っている様子はない。
微かに寄せられた眉間の皺は、心配からのもののようで、「怪我はないか」と問われた。