俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「は、はい。ありません。あの、僕にも罰を与えるおつもりなのでは……?」
恐る恐る尋ねると、微笑した騎士団長が否定する。
「なぜ処罰しなければならない。下の者は上官の指示に従うのが決まりだ。あの場では、指導役とグレンがその立場にあった。アリュースに非はない。ただし、お前の力量を遥かに超えた危険な指示をされた場合、断っていい。お前にはわずかな怪我もさせられない」
明かるさの足りない室内で、ダークブラウンの瞳が艶めいて見え、アリスの鼓動は速度を上げ続ける。
(わずかな怪我もさせられないって、どうして? 騎士に怪我はつきもので、擦り傷や打撲程度では、みんな医務室にもいかないのに。まるで女扱いされているような……)
本当の性別を知られたのなら、退団では済まず、牢に入れられてしまう。
それをされていないということは、騎士団長はアリスを男だと信じているのだろう。
それなのに、優しすぎる言葉をかけられ、向けられる視線も熱っぽく見えるのはなぜなのか。
恐る恐る尋ねると、微笑した騎士団長が否定する。
「なぜ処罰しなければならない。下の者は上官の指示に従うのが決まりだ。あの場では、指導役とグレンがその立場にあった。アリュースに非はない。ただし、お前の力量を遥かに超えた危険な指示をされた場合、断っていい。お前にはわずかな怪我もさせられない」
明かるさの足りない室内で、ダークブラウンの瞳が艶めいて見え、アリスの鼓動は速度を上げ続ける。
(わずかな怪我もさせられないって、どうして? 騎士に怪我はつきもので、擦り傷や打撲程度では、みんな医務室にもいかないのに。まるで女扱いされているような……)
本当の性別を知られたのなら、退団では済まず、牢に入れられてしまう。
それをされていないということは、騎士団長はアリスを男だと信じているのだろう。
それなのに、優しすぎる言葉をかけられ、向けられる視線も熱っぽく見えるのはなぜなのか。