俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「アリュースです」
「覚えておこう。アリュースはいずれ、立派な正騎士になるだろう。その時には誉れある私の護衛の任を、君に授けよう」
「こ、光栄です。ありがとうございます」
どうやらアリスは、王太子に気に入られたようだ。
樽乗り程度でそんなに褒められていいものかと戸惑いつつも、嬉しく思っていたら、「失礼いたします」と後ろに声がした。
振り向けばグレンがいる。
一見、微笑んでいるようだが、こめかみに筋が立ち、怒りの中にいるのがわかる。
(グレンさんのこと忘れて楽しんでしまったけど、そうだった。この人、私ができないだろうと思って、罠にはめようとしてたんだ……)
警戒心から一歩横にずれて距離を取ろうとしたが、痛いほどに腕を強く掴まれた。
怒りを手に込めるグレンは、微笑して王太子に礼を述べる。
「余興をお許しくださいましたことに感謝申し上げます。それでは我々は持ち場に戻ります」
アリスが褒められることに我慢ならず、そう言ったようだが、王太子はなにも勘付くことなく、まだ興奮気味である。
「覚えておこう。アリュースはいずれ、立派な正騎士になるだろう。その時には誉れある私の護衛の任を、君に授けよう」
「こ、光栄です。ありがとうございます」
どうやらアリスは、王太子に気に入られたようだ。
樽乗り程度でそんなに褒められていいものかと戸惑いつつも、嬉しく思っていたら、「失礼いたします」と後ろに声がした。
振り向けばグレンがいる。
一見、微笑んでいるようだが、こめかみに筋が立ち、怒りの中にいるのがわかる。
(グレンさんのこと忘れて楽しんでしまったけど、そうだった。この人、私ができないだろうと思って、罠にはめようとしてたんだ……)
警戒心から一歩横にずれて距離を取ろうとしたが、痛いほどに腕を強く掴まれた。
怒りを手に込めるグレンは、微笑して王太子に礼を述べる。
「余興をお許しくださいましたことに感謝申し上げます。それでは我々は持ち場に戻ります」
アリスが褒められることに我慢ならず、そう言ったようだが、王太子はなにも勘付くことなく、まだ興奮気味である。