俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「うちで働くだって? 笑わせるな。汚い格好をして、どこの田舎から出てきたのか知らんが、うちは美女しか雇わん。色気もなにもない。鏡を見て出直してきな」
店主はさっさと店内に戻ってしまい、ドアが無情に閉められた。
驚きに目を見開いたアリスは、なにも言えずに固まっている。
その後には自分の頬にそっと手を触れて、心の中で叫んだ。
(王都だと、オラは美女じゃないんだっぺーっ!?)
これまで自分を客観視したことはなかったが、村ではみんなが可愛いと言ってくれるので、顔の造作が優れているのだと思って生きてきた。
その自己像がガラガラと崩れ落ちる。
(ショック……でも、そんなことより、これで雇ってくれそうな店がなくなってしまったことの方がピンチよ。どうしよう、デイブの待つ村には絶対に帰りたくないし……)
ふと見ると、ドア横の壁に張り紙がされていた。
貧乏ゆえ学校へ通わせてもらえなかったアリスだが、簡単な読み書きはできる。
それを読めば、王国騎士団を募集していることがわかった。
「これよ!」とアリスは食いついた。
入団すれば城内の宿舎に無料で住め、騎士服と毎日三食が支給される。
店主はさっさと店内に戻ってしまい、ドアが無情に閉められた。
驚きに目を見開いたアリスは、なにも言えずに固まっている。
その後には自分の頬にそっと手を触れて、心の中で叫んだ。
(王都だと、オラは美女じゃないんだっぺーっ!?)
これまで自分を客観視したことはなかったが、村ではみんなが可愛いと言ってくれるので、顔の造作が優れているのだと思って生きてきた。
その自己像がガラガラと崩れ落ちる。
(ショック……でも、そんなことより、これで雇ってくれそうな店がなくなってしまったことの方がピンチよ。どうしよう、デイブの待つ村には絶対に帰りたくないし……)
ふと見ると、ドア横の壁に張り紙がされていた。
貧乏ゆえ学校へ通わせてもらえなかったアリスだが、簡単な読み書きはできる。
それを読めば、王国騎士団を募集していることがわかった。
「これよ!」とアリスは食いついた。
入団すれば城内の宿舎に無料で住め、騎士服と毎日三食が支給される。