俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
(貴族の皆さんが、話のわかる人たちでよかった。もしグレンさんが退団なんてことになったら、私もここにはいられない。私のせいで貴重な正騎士をひとり失えば、ロイ騎士団長に申し訳ないもの……)
それから二時間ほどもお茶会は続いて、やっとお開きとなり、アリスは今日の任務を終えた。
空はオレンジと紫の二色の層をなし、あと三十分もすればすっかり夜になることだろう。
使用した剣を武具保管庫にしまいに行き、詰所を出たら、待ち構えていたようにグレンが立ちはだかった。
「げっ……」
思わず正直な反応をしてしまうと、ジロリと睨まれる。
「アリュース、少し顔を貸せ」
「あ、あの、グレンさんは夕食時間なのでは……」
正騎士から順に食事をするのが決まりであり、アリスはあと一時間ほどしないと食堂に入れない。
身の危険を感じたため、ふたりきりになりたくないと思ってそう言ったのだが、「いいから黙ってついてこい」と命じられてしまった。
食堂のある宿舎に向かう他の騎士たちに逆行し、アリスは仕方なく、グレンの後をついていく。
着いた場所は詰所の裏で、近くには城壁と木々がある。
それから二時間ほどもお茶会は続いて、やっとお開きとなり、アリスは今日の任務を終えた。
空はオレンジと紫の二色の層をなし、あと三十分もすればすっかり夜になることだろう。
使用した剣を武具保管庫にしまいに行き、詰所を出たら、待ち構えていたようにグレンが立ちはだかった。
「げっ……」
思わず正直な反応をしてしまうと、ジロリと睨まれる。
「アリュース、少し顔を貸せ」
「あ、あの、グレンさんは夕食時間なのでは……」
正騎士から順に食事をするのが決まりであり、アリスはあと一時間ほどしないと食堂に入れない。
身の危険を感じたため、ふたりきりになりたくないと思ってそう言ったのだが、「いいから黙ってついてこい」と命じられてしまった。
食堂のある宿舎に向かう他の騎士たちに逆行し、アリスは仕方なく、グレンの後をついていく。
着いた場所は詰所の裏で、近くには城壁と木々がある。