俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
思い切りグレンの胸を押して、顔を背けたその時、駆け寄る誰かの靴音が聞こえた。
と思ったら次の瞬間、腹部に誰かの腕が回され、体が宙に浮く。
「ひゃあっ!」
奪うように肩に担がれたアリスは、驚きの中で考える。
(広い背中と引きしまったお尻に、長い足。もしかしてロイ騎士団長……?)
それは当たっており、くの時に折れた姿勢で騎士団長の厳しい声を聞く。
「グレン、お前はなにをやっているんだ!」
普段は声を荒げることはないのに、これはかなり怒っているようだ。
助けられたことにはホッとしても、アリスの動悸は静まらない。
まだ一波乱ありそうなことに加え、密着する体も意識してしまう。
(落ち着け、私。太腿を触られてるとか、鍛え抜かれた腰のあたりの筋肉を触ってしまってるとか、今はそんなことに興奮したら駄目……)
アリスが乙女心と闘っていることは伝わらず、緊迫した空気の中でグレンが口を開いた。
その顔は見えないが、焦りや悪びれた口調ではない。
「なにをやっているのかわかっています。アリュースと自分は、つい先ほど恋仲になりました。今は自由時間です。干渉するのはやめていただきたい」
と思ったら次の瞬間、腹部に誰かの腕が回され、体が宙に浮く。
「ひゃあっ!」
奪うように肩に担がれたアリスは、驚きの中で考える。
(広い背中と引きしまったお尻に、長い足。もしかしてロイ騎士団長……?)
それは当たっており、くの時に折れた姿勢で騎士団長の厳しい声を聞く。
「グレン、お前はなにをやっているんだ!」
普段は声を荒げることはないのに、これはかなり怒っているようだ。
助けられたことにはホッとしても、アリスの動悸は静まらない。
まだ一波乱ありそうなことに加え、密着する体も意識してしまう。
(落ち着け、私。太腿を触られてるとか、鍛え抜かれた腰のあたりの筋肉を触ってしまってるとか、今はそんなことに興奮したら駄目……)
アリスが乙女心と闘っていることは伝わらず、緊迫した空気の中でグレンが口を開いた。
その顔は見えないが、焦りや悪びれた口調ではない。
「なにをやっているのかわかっています。アリュースと自分は、つい先ほど恋仲になりました。今は自由時間です。干渉するのはやめていただきたい」