俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
戸惑いの中でアリスが顔を持ち上げると、グレンと目が合う。
悔しげに唇を噛んでいたが、声を大きくして騎士団長を呼び止める。
「お待ちください!」
足を止め、肩越しに振り向いた騎士団長に、グレンが訝しむような目を向ける。
「おかしいと思っていたんです。アリュースとなぜ同室なのかを。他の者は不出来なアリュースを、一から鍛えるためだと言い、騎士団長の面倒見のよさに感心した口振りでしたが、自分はずっと引っかかっていました」
「なにが聞きたい。要点をまとめて端的に質問しろ」
「わかりました。では、はっきりとお聞きします。騎士団長とアリュースはどのような関係ですか。普通ではないと自分は疑っています」
アリスは非難の目をグレンに向ける。
ただならぬ関係にあると言われた気がしたからだ。
(自分が男色に目覚めたからって、なんてこと言うのよ。私たちが夜な夜ないかがわしいことをしているとでも思っていたの? 騎士団長は私のことなんか、恋愛対象に入れてないのに……)
自分の言葉になぜか胸が痛んだ。
男として生きていくのだから、恋愛や結婚とは無縁の人生を送る覚悟をしている。
悔しげに唇を噛んでいたが、声を大きくして騎士団長を呼び止める。
「お待ちください!」
足を止め、肩越しに振り向いた騎士団長に、グレンが訝しむような目を向ける。
「おかしいと思っていたんです。アリュースとなぜ同室なのかを。他の者は不出来なアリュースを、一から鍛えるためだと言い、騎士団長の面倒見のよさに感心した口振りでしたが、自分はずっと引っかかっていました」
「なにが聞きたい。要点をまとめて端的に質問しろ」
「わかりました。では、はっきりとお聞きします。騎士団長とアリュースはどのような関係ですか。普通ではないと自分は疑っています」
アリスは非難の目をグレンに向ける。
ただならぬ関係にあると言われた気がしたからだ。
(自分が男色に目覚めたからって、なんてこと言うのよ。私たちが夜な夜ないかがわしいことをしているとでも思っていたの? 騎士団長は私のことなんか、恋愛対象に入れてないのに……)
自分の言葉になぜか胸が痛んだ。
男として生きていくのだから、恋愛や結婚とは無縁の人生を送る覚悟をしている。