俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
呆れの目で見られてしまったが、騎士団長はフッと表情を和らげると、アリスに回した腕で頭を撫でてくれる。
「お前が側にいると気が楽になる。抱き心地もいい」
「抱き……!?」
思わせぶりな言葉に加え、蠱惑的な流し目に、アリスは鼓動を弾ませた。
顔に熱を集中させモジモジしていると、医師長が組んだ膝の上に頬杖をついて、嬉しそうに見てくる。
「女の子だと思って見ると、可愛い顔をしているね」
アリスは生まれた時から可愛いと言われ慣れている。
けれどもそれはコックス村に限ったことで、王都では自分の容姿が人並みか、それ以下だと知った。
せっかく褒めてくれた医師長に、遠慮がちに意見する。
「あの、王都に来た初日に、美女酒場で雇ってもらおうとしたんです。そうしたら経営者のおじさんが、鏡を見て出直してきなって……。色気もなにもないとも言われました」
その暴露に医師長は目を瞬かせ、真顔でさらりと言う。
「そうだね。色気はない」
自覚はあっても、少しのフォローもしてくれないことに傷ついていたら、医師長が瞳を優しく細める。
「お前が側にいると気が楽になる。抱き心地もいい」
「抱き……!?」
思わせぶりな言葉に加え、蠱惑的な流し目に、アリスは鼓動を弾ませた。
顔に熱を集中させモジモジしていると、医師長が組んだ膝の上に頬杖をついて、嬉しそうに見てくる。
「女の子だと思って見ると、可愛い顔をしているね」
アリスは生まれた時から可愛いと言われ慣れている。
けれどもそれはコックス村に限ったことで、王都では自分の容姿が人並みか、それ以下だと知った。
せっかく褒めてくれた医師長に、遠慮がちに意見する。
「あの、王都に来た初日に、美女酒場で雇ってもらおうとしたんです。そうしたら経営者のおじさんが、鏡を見て出直してきなって……。色気もなにもないとも言われました」
その暴露に医師長は目を瞬かせ、真顔でさらりと言う。
「そうだね。色気はない」
自覚はあっても、少しのフォローもしてくれないことに傷ついていたら、医師長が瞳を優しく細める。