俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
割と近くに感じるが、それはあまりにも巨大な屋敷だからであり、正門からそこまでたどり着くには数分かかると思われた。
整備された庭は優雅で美しく、広大だ。
宮殿周囲は貴族的な気品が漂っているが、城壁沿いには趣の異なる建物も数棟ある。
それは要塞のような雰囲気の石造りで、入団希望者の列がそこに向かって流れ込んでいた。
物珍しさにキョロキョロしているアリスも、その建物内に入る。
外壁はあれど天井のない円形の建物で、足元は赤土だ。
部屋もなく、だだっ広いだけの空間で、ここは騎士の訓練場なのだろう。
勇壮な黒い騎士服をまとった騎士たちが、二十人ほど待っていた。
騎士に従い、入団希望者たちは五列に整列し、アリスは後列の真ん中に立った。
すると、ひとりだけ、騎士服の上に白衣を羽織っている青年が近づいてきた。
肩下まであるブロンドの髪をひとつに束ね、丸い眼鏡をかけ、細身で青い瞳をした彼は、騎士団所属の医師だと思われる。
観察するような視線をアリスの全身に流した医師は、首を傾げて問いかけてきた。
「随分と小柄だね。歳はいくつ?」
整備された庭は優雅で美しく、広大だ。
宮殿周囲は貴族的な気品が漂っているが、城壁沿いには趣の異なる建物も数棟ある。
それは要塞のような雰囲気の石造りで、入団希望者の列がそこに向かって流れ込んでいた。
物珍しさにキョロキョロしているアリスも、その建物内に入る。
外壁はあれど天井のない円形の建物で、足元は赤土だ。
部屋もなく、だだっ広いだけの空間で、ここは騎士の訓練場なのだろう。
勇壮な黒い騎士服をまとった騎士たちが、二十人ほど待っていた。
騎士に従い、入団希望者たちは五列に整列し、アリスは後列の真ん中に立った。
すると、ひとりだけ、騎士服の上に白衣を羽織っている青年が近づいてきた。
肩下まであるブロンドの髪をひとつに束ね、丸い眼鏡をかけ、細身で青い瞳をした彼は、騎士団所属の医師だと思われる。
観察するような視線をアリスの全身に流した医師は、首を傾げて問いかけてきた。
「随分と小柄だね。歳はいくつ?」