俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
すると中からドアが開けられ、騎士団長が姿を現した。
なぜアリスが総帥と一緒にいるのだという目で見られたが、それを問うことなく、総帥に会釈する。
「プリッドモア総帥、お呼び立てして申し訳ありません。ご足労に感謝いたします」
「まったくだ。屋敷から城までは遠い。わざわざ歩いてやったことに深く感謝したまえ」
(馬車に乗ってきたから、それほど歩いていないはずなのに、なにを言っているんだろう。感謝されるべきはロイ騎士団長の方でしょう。総帥の仕事も引き受けているんだから)
思わず鼻の付け根に皺を寄せてしまったアリスだが、騎士団長は慣れているのか少しも表情を変えず、「こちらへどうぞ」と、向かい側にある会議室のドアを開けた。
騎士団長の私室の半分ほどの広さの室内には、椅子を十二脚備えた楕円のテーブルが置かれている。
ドア近くの椅子に座って待っていたのは医師長で、立ち上がると、総帥に向けて頭を下げた。
「プリッドモア総帥、ごきげんよう。私からも説明したいことがありますので、同席させていただきます」
「おお、フランシス君か。久しぶりだな。ハミルトン伯爵は息災か?」
なぜアリスが総帥と一緒にいるのだという目で見られたが、それを問うことなく、総帥に会釈する。
「プリッドモア総帥、お呼び立てして申し訳ありません。ご足労に感謝いたします」
「まったくだ。屋敷から城までは遠い。わざわざ歩いてやったことに深く感謝したまえ」
(馬車に乗ってきたから、それほど歩いていないはずなのに、なにを言っているんだろう。感謝されるべきはロイ騎士団長の方でしょう。総帥の仕事も引き受けているんだから)
思わず鼻の付け根に皺を寄せてしまったアリスだが、騎士団長は慣れているのか少しも表情を変えず、「こちらへどうぞ」と、向かい側にある会議室のドアを開けた。
騎士団長の私室の半分ほどの広さの室内には、椅子を十二脚備えた楕円のテーブルが置かれている。
ドア近くの椅子に座って待っていたのは医師長で、立ち上がると、総帥に向けて頭を下げた。
「プリッドモア総帥、ごきげんよう。私からも説明したいことがありますので、同席させていただきます」
「おお、フランシス君か。久しぶりだな。ハミルトン伯爵は息災か?」