俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
(なにもやらない総帥が、真面目に務めているロイ騎士団長に向かって、よくそんなことが言えるわね……)
医師長が騎士団長の向かい側に席を移し、アリスはひとり離れてドアに近い席に座る。
同席を許されても、発言の許可は与えられていないからだ。
昨夜、聞いたのとだいたい同じ内容に加え、今日の午前中に決まったことが総帥に説明された。
それによると、騎士団長から報告を受けた国王の命令により、ただちに軍部が調査に動くことになったそうだ。
騎士団は調査待ちであり、今すぐに動くことはないが、マレイン王国がバルムンド帝国側に寝返ったという疑惑が深まれば、急ぎでやらねばならないことがある。
ひと月ほど前から、我が国の王太子が、マレイン王国に留学しているのだ。
もし疑惑がその通りであるのなら、帰国を表立って促すことができない。
マレインがバルムンド側についたと表明し、脱出の前に王太子を捕える可能性があるからだ。
そうならないよう、秘密裏に連れ戻す必要があり、それは軍部ではなく騎士団の役目である。
王族の護衛は、騎士団の職務であるからだ。
医師長が騎士団長の向かい側に席を移し、アリスはひとり離れてドアに近い席に座る。
同席を許されても、発言の許可は与えられていないからだ。
昨夜、聞いたのとだいたい同じ内容に加え、今日の午前中に決まったことが総帥に説明された。
それによると、騎士団長から報告を受けた国王の命令により、ただちに軍部が調査に動くことになったそうだ。
騎士団は調査待ちであり、今すぐに動くことはないが、マレイン王国がバルムンド帝国側に寝返ったという疑惑が深まれば、急ぎでやらねばならないことがある。
ひと月ほど前から、我が国の王太子が、マレイン王国に留学しているのだ。
もし疑惑がその通りであるのなら、帰国を表立って促すことができない。
マレインがバルムンド側についたと表明し、脱出の前に王太子を捕える可能性があるからだ。
そうならないよう、秘密裏に連れ戻す必要があり、それは軍部ではなく騎士団の役目である。
王族の護衛は、騎士団の職務であるからだ。