俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「わしの姪を知っておるか? エリアル・プリッドモア、歳は十八になる。エリアルは、この前の式典の時にな……」
エリアル嬢というアリスと同じ歳の貴族令嬢は、二か月ほど前、王都に新しく建設された美術館の開館式に出席したそうだ。
王立の美術館で挨拶をする国王の護衛にあたっていたのは、ロイ騎士団長と他十名の騎士たち。
エリアル嬢が騎士団長を見かけたのはその時が初めてであったそうで、ひと目で心を奪われたのだとか。
「いつもは大人しいエリアルが、わしに泣きついてきたのだよ。騎士団長を思うと夜も眠れないとな」
エリアル嬢には侯爵家の次男との縁談話が進んでいたそうで、総帥の弟にあたる彼女の父親は恋することを許さなかった。
ロイ騎士団長は貴族の出自ではない。
公爵家ゆかりの令嬢ならば、家のためにおとなしく、親の決めた相手のもとへ嫁げという考えである。
それで総帥が可愛い姪のために、こう言って弟を説得したそうだ。
エリアル嬢というアリスと同じ歳の貴族令嬢は、二か月ほど前、王都に新しく建設された美術館の開館式に出席したそうだ。
王立の美術館で挨拶をする国王の護衛にあたっていたのは、ロイ騎士団長と他十名の騎士たち。
エリアル嬢が騎士団長を見かけたのはその時が初めてであったそうで、ひと目で心を奪われたのだとか。
「いつもは大人しいエリアルが、わしに泣きついてきたのだよ。騎士団長を思うと夜も眠れないとな」
エリアル嬢には侯爵家の次男との縁談話が進んでいたそうで、総帥の弟にあたる彼女の父親は恋することを許さなかった。
ロイ騎士団長は貴族の出自ではない。
公爵家ゆかりの令嬢ならば、家のためにおとなしく、親の決めた相手のもとへ嫁げという考えである。
それで総帥が可愛い姪のために、こう言って弟を説得したそうだ。