俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
女だと見破られる危険性を感じ、アリスの中に緊張が走る。
「ぼ、僕は十五歳です。今はまだ小さくても、これから伸びます。成長期ですから」
そのように言い訳してごまかせば、「声変わりもしてないのか」と驚かれた。
試験を受ける前に追い出されそうな気配を感じて冷や汗を流したアリスだが、まさか若い娘が男装してやってくるとは思わないのだろう。
医師が声をかけてきた理由は性別への疑問ではなく、他の者に比べてやけに華奢なアリスの体を心配してのことだったようだ。
「うーん、試験に耐えられるか心配だけど、まぁいいか。十五歳は試験を受けさせる決まりだからね。無理だと思ったら、早めにギブアップして」
それだけを注意すると、医師は離れていき、アリスはホッと胸を撫で下ろす。
(バレなくてよかった……。第一段階をクリアしたから、あとは合格するだけ。強そうな男の人ばかりだけど、こっちは人生がかかっているんだから、絶対に負けない)
アリスが手を握りしめて気合を入れると、周囲の話し声がピタリとやんだ。
入団希望者たちが姿勢を正して、前方に注目している。
「ぼ、僕は十五歳です。今はまだ小さくても、これから伸びます。成長期ですから」
そのように言い訳してごまかせば、「声変わりもしてないのか」と驚かれた。
試験を受ける前に追い出されそうな気配を感じて冷や汗を流したアリスだが、まさか若い娘が男装してやってくるとは思わないのだろう。
医師が声をかけてきた理由は性別への疑問ではなく、他の者に比べてやけに華奢なアリスの体を心配してのことだったようだ。
「うーん、試験に耐えられるか心配だけど、まぁいいか。十五歳は試験を受けさせる決まりだからね。無理だと思ったら、早めにギブアップして」
それだけを注意すると、医師は離れていき、アリスはホッと胸を撫で下ろす。
(バレなくてよかった……。第一段階をクリアしたから、あとは合格するだけ。強そうな男の人ばかりだけど、こっちは人生がかかっているんだから、絶対に負けない)
アリスが手を握りしめて気合を入れると、周囲の話し声がピタリとやんだ。
入団希望者たちが姿勢を正して、前方に注目している。