俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
アリスは先輩騎士たちと共に街の見回りを終えて、馬に乗って帰城したところである。
馬房に馬を繋いでいると、「アリュース」と声をかけられた。
振り向けば、前に同室であった年上の従騎士がいる。
「騎士団長に呼ばれてるぞ。今すぐ会議室に行ってくれ」
「僕が会議室に? どうして?」
「俺に聞くなよ。行ったらわかるだろ」
会議室に入ったのは、八日前に総帥が来た時だけである。
あの時は総帥の気まぐれで同席させられたが、下っ端従騎士のアリスが、上層部の話し合いに参加することはない。
なぜ呼ばれたのかと不思議に思いつつ、走って詰所内の会議室へ行く。
そのドアをノックしたら、「入れ」と騎士団長の声がして、アリスはそっと開けた。
「失礼します……」
中には騎士団長を含め、十人がいた。
副騎士団長と医師長、幹部に含まれる正騎士がふたりと、幹部ではないが屈指の精鋭である正騎士が三人、従騎士はパトリックひとりで、それと……総帥である。
座っているのは上層部の人達だけで、役職に就いていない正騎士とパトリックは、壁際に並んで立っていた。
馬房に馬を繋いでいると、「アリュース」と声をかけられた。
振り向けば、前に同室であった年上の従騎士がいる。
「騎士団長に呼ばれてるぞ。今すぐ会議室に行ってくれ」
「僕が会議室に? どうして?」
「俺に聞くなよ。行ったらわかるだろ」
会議室に入ったのは、八日前に総帥が来た時だけである。
あの時は総帥の気まぐれで同席させられたが、下っ端従騎士のアリスが、上層部の話し合いに参加することはない。
なぜ呼ばれたのかと不思議に思いつつ、走って詰所内の会議室へ行く。
そのドアをノックしたら、「入れ」と騎士団長の声がして、アリスはそっと開けた。
「失礼します……」
中には騎士団長を含め、十人がいた。
副騎士団長と医師長、幹部に含まれる正騎士がふたりと、幹部ではないが屈指の精鋭である正騎士が三人、従騎士はパトリックひとりで、それと……総帥である。
座っているのは上層部の人達だけで、役職に就いていない正騎士とパトリックは、壁際に並んで立っていた。