俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「王太子殿下のお命がかかっていると、わかっておいでですか?」
我慢ならずといった様子で騎士団長がやや声を大きくしたら、その苛立ちを楽しんでいるかのように総帥が薄ら笑う。
「当たり前だろう。絶対に失敗は許されん。わしの決めた成員で、必ずや作戦を成功させろ。お前は生意気で腹が立つ。この度のことをありがたい試練だと受け止め、せいぜい必死になりたまえ」
総帥の高笑いが会議室に響き、騎士団長は苦虫を噛み潰したような面持ちをしていた。
アリスは愕然としている。
足を引っ張りそうなアリスを救出部隊に加えたのは、明らかに騎士団長への嫌がらせであり、エリアル嬢を拒否したことへの仕返しだろう。
国の一大事であると言うのに、私的な恨みを持ち込むとは、呆れた行為である。
失敗したらどうするのだとアリスは心の中で非難したが、もしかすると総帥はそれを狙っているのかもしれない。
騎士団長に責任を取らせ、辞めさせるつもりなのではあるまいか。
(この国がどうなろうと、どうでもいいの? それとも重大性を理解していないのか。ここまで勝手な人は、初めて見た……)
我慢ならずといった様子で騎士団長がやや声を大きくしたら、その苛立ちを楽しんでいるかのように総帥が薄ら笑う。
「当たり前だろう。絶対に失敗は許されん。わしの決めた成員で、必ずや作戦を成功させろ。お前は生意気で腹が立つ。この度のことをありがたい試練だと受け止め、せいぜい必死になりたまえ」
総帥の高笑いが会議室に響き、騎士団長は苦虫を噛み潰したような面持ちをしていた。
アリスは愕然としている。
足を引っ張りそうなアリスを救出部隊に加えたのは、明らかに騎士団長への嫌がらせであり、エリアル嬢を拒否したことへの仕返しだろう。
国の一大事であると言うのに、私的な恨みを持ち込むとは、呆れた行為である。
失敗したらどうするのだとアリスは心の中で非難したが、もしかすると総帥はそれを狙っているのかもしれない。
騎士団長に責任を取らせ、辞めさせるつもりなのではあるまいか。
(この国がどうなろうと、どうでもいいの? それとも重大性を理解していないのか。ここまで勝手な人は、初めて見た……)