俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
王太子は後ろにいた護衛兵が倒されたことにもまだ気づいていない様子で、目を瞬かせているが、十歳ほど年上に見える利口そうな顔つきの近侍はチラリと後ろを確認し、切迫した状況であることを察してくれたようだ。
「殿下、その者の指示をお聞きください」
そう言うと、王太子の背を押し、先導するアリスの後について歩き出した。
細道を何度か折れて進み、拠点としていた宿屋にたどり着く。
ここは耳の遠い老夫婦が細々と商いをしている寂れた宿屋で、王太子を通すのにふさわしい場所ではない。
貧相な宿屋に不満げな顔をしている王太子だが、文句を言わずにアリスについて階段を上った。
入った部屋は、パトリックと正騎士たちが使っている四人部屋だ。
すぐに追いついた騎士団長も、部屋に入ってきた。
騎士団長の姿を見て、王太子もやっとなにか大変な事態が起きていることに気づいたようだ。
「ロイ騎士団長までここにいるとは、一体なにがあったのだ!?」
「申し訳ございませんが、声を落としてください。他の宿泊者に聞かれると困ります。王太子殿下、非常事態なのです」
「殿下、その者の指示をお聞きください」
そう言うと、王太子の背を押し、先導するアリスの後について歩き出した。
細道を何度か折れて進み、拠点としていた宿屋にたどり着く。
ここは耳の遠い老夫婦が細々と商いをしている寂れた宿屋で、王太子を通すのにふさわしい場所ではない。
貧相な宿屋に不満げな顔をしている王太子だが、文句を言わずにアリスについて階段を上った。
入った部屋は、パトリックと正騎士たちが使っている四人部屋だ。
すぐに追いついた騎士団長も、部屋に入ってきた。
騎士団長の姿を見て、王太子もやっとなにか大変な事態が起きていることに気づいたようだ。
「ロイ騎士団長までここにいるとは、一体なにがあったのだ!?」
「申し訳ございませんが、声を落としてください。他の宿泊者に聞かれると困ります。王太子殿下、非常事態なのです」