俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「愛しているからこそだ。今回の任務をお前は立派に勤め上げたが、本来は救出部隊に入れたくはなかった。女の身なれば、身体能力に劣るのは致し方ないことなんだ。二度と危険な任務に関わらせたくない」
それはアリスの身を案じてのことであった。
今までは見回りや見張りなど、危険が少ない任務を選んで割り当てることができたが、この先は違う。
国王はアリスを正騎士にすると言っていた。
そうなれば従騎士たちを率いて、剣を振るわないわけにいかなくなる。
これから国際情勢がどう転ぶのかも未知数であり、また総帥が出張ってきて、アリスにとんでもない命令を下さないとも限らない。
丁寧に説明され、愛情を失ったわけでないことは理解し、アリスはホッとする。
けれども承知できない事情がアリスの側にあるのだ。
「私、村には帰れません。帰ったら結婚させられてしまうんです。村長の息子と……」
村から逃げ出し王都へ来た本当の理由を、これまで話したことがなかった。
村一番の美女と言われていたために村長の息子に見初められたなどと、どうにも言いにくい。
王都では大したことない容姿であるというのに。
それはアリスの身を案じてのことであった。
今までは見回りや見張りなど、危険が少ない任務を選んで割り当てることができたが、この先は違う。
国王はアリスを正騎士にすると言っていた。
そうなれば従騎士たちを率いて、剣を振るわないわけにいかなくなる。
これから国際情勢がどう転ぶのかも未知数であり、また総帥が出張ってきて、アリスにとんでもない命令を下さないとも限らない。
丁寧に説明され、愛情を失ったわけでないことは理解し、アリスはホッとする。
けれども承知できない事情がアリスの側にあるのだ。
「私、村には帰れません。帰ったら結婚させられてしまうんです。村長の息子と……」
村から逃げ出し王都へ来た本当の理由を、これまで話したことがなかった。
村一番の美女と言われていたために村長の息子に見初められたなどと、どうにも言いにくい。
王都では大したことない容姿であるというのに。