俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
パトリックは明るい茶色の髪を短く刈り揃え、細身ながら逞しい筋肉を持つ十七歳。
ひとつ年下なのだが、アリスが十五歳と年齢を偽っているため、弟のように接してくる。
「それだけしか食わないのか? そんなんじゃ腹が空いて、夜中に目が覚めるぞ」
アリスの前にあるのは、ほんの少量のビーフシチューを入れた深皿だ。
料理は宮殿のコックが作り、食堂の前方の台の上に、鍋ごと置かれている。
それを各自が好きなだけ持ってきて食べることになっていた。
今夜のメニューはビーフシチューの他に、グリーンサラダとマッシュポテト、チェリーパイと牛乳である。
田舎では味わえない絶品料理だというのに、アリスは食べる気がしない。
好き嫌いではなく、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積し、食欲が湧かないのだ。
向かいの席で普通の量の食事を食べ始めたパトリックに、アリスは作り笑顔でごまかす。
「僕、もともと少食なんだ。これで充分。心配してくれてありが……えっ!?」
アリスが驚いたのは、目の前に大盛りのビーフシチューの皿を置かれたからだ。
ひとつ年下なのだが、アリスが十五歳と年齢を偽っているため、弟のように接してくる。
「それだけしか食わないのか? そんなんじゃ腹が空いて、夜中に目が覚めるぞ」
アリスの前にあるのは、ほんの少量のビーフシチューを入れた深皿だ。
料理は宮殿のコックが作り、食堂の前方の台の上に、鍋ごと置かれている。
それを各自が好きなだけ持ってきて食べることになっていた。
今夜のメニューはビーフシチューの他に、グリーンサラダとマッシュポテト、チェリーパイと牛乳である。
田舎では味わえない絶品料理だというのに、アリスは食べる気がしない。
好き嫌いではなく、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積し、食欲が湧かないのだ。
向かいの席で普通の量の食事を食べ始めたパトリックに、アリスは作り笑顔でごまかす。
「僕、もともと少食なんだ。これで充分。心配してくれてありが……えっ!?」
アリスが驚いたのは、目の前に大盛りのビーフシチューの皿を置かれたからだ。