俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
指示に従うと、頭ひとつ半ほど上にある涼やかな瞳と視線が交わり、思わず鼓動を弾ませた。
(毎日のように見ている顔なのに、毎回ハッとするほど美形よね……)
男装していても、十八歳の年頃の娘である。
乙女心がひょっこり顔を覗かせそうになり、慌てて心の中で自分を叱る。
(私はなにをときめいているのよ。もう女は捨てたっていうのに。しかも私を追い出そうとする騎士団長相手にドキドキするなんて、馬鹿みたい……)
視線を逸らそうとしてうつむけば、距離を詰めた騎士団長に顎をすくわれた。
「えっ!?」
このような行為を男性にされるのは初めてで、どうしたって異性を意識してしまう。
戒めたばかりで、またしても鼓動を跳ねらせてしまったアリスに、淡々とした声の命令が下る。
「口を開けろ」
騎士団長の右手が、水差しを掲げた。
どうやらアリスの口に直接、水を注ごうとしているようだ。
(水を飲ませてくれるのね。ああ、びっくりした……)
喉はカラカラに渇いていたので、ありがたく思って口を開ける。
冷たい水が喉に流れ込むと、活力が戻ってくるように感じた。
(毎日のように見ている顔なのに、毎回ハッとするほど美形よね……)
男装していても、十八歳の年頃の娘である。
乙女心がひょっこり顔を覗かせそうになり、慌てて心の中で自分を叱る。
(私はなにをときめいているのよ。もう女は捨てたっていうのに。しかも私を追い出そうとする騎士団長相手にドキドキするなんて、馬鹿みたい……)
視線を逸らそうとしてうつむけば、距離を詰めた騎士団長に顎をすくわれた。
「えっ!?」
このような行為を男性にされるのは初めてで、どうしたって異性を意識してしまう。
戒めたばかりで、またしても鼓動を跳ねらせてしまったアリスに、淡々とした声の命令が下る。
「口を開けろ」
騎士団長の右手が、水差しを掲げた。
どうやらアリスの口に直接、水を注ごうとしているようだ。
(水を飲ませてくれるのね。ああ、びっくりした……)
喉はカラカラに渇いていたので、ありがたく思って口を開ける。
冷たい水が喉に流れ込むと、活力が戻ってくるように感じた。