俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
今年は豊作を望めそうだが、これらの実はまともに収穫されないと思われる。
その理由は、ここがオリーブ農園とは名ばかりの、盗賊団のアジトであるからだ。
今の時刻は五時を回ったばかりで、星の見える空の東の端に、朝日が顔を出そうとしているところだ。
オリーブ畑はまだ薄暗く、朝もやで白く煙っている。
夜中のうちに城を出て、うっそうとしたオリーブの木々に潜んでいる騎士たちは、総勢五十人。
その中にアリスもいる。
このオリーブ農園がおかしいという情報が、近隣の農家によって王国騎士団にもたらされたのは、一週間ほど前のことだ。
経営者であった老夫婦が高齢のために作業ができなくなり、この農園を売り出したのが昨年のことで、すぐに買い手がついたそうだが、新しい経営者はまるで手入れをしない。
昨年の収穫も、十人ほどの男たちが一日だけ行っていたそうで、ほとんどの実が摘み取られず地面に落ちていたのだとか。
農園の中には建物が二棟ある。
ひとつはオリーブの実をすり潰して油を搾るための風車小屋だ。
それも羽根が止められたままで、搾油している様子がなかったそうだ。
その理由は、ここがオリーブ農園とは名ばかりの、盗賊団のアジトであるからだ。
今の時刻は五時を回ったばかりで、星の見える空の東の端に、朝日が顔を出そうとしているところだ。
オリーブ畑はまだ薄暗く、朝もやで白く煙っている。
夜中のうちに城を出て、うっそうとしたオリーブの木々に潜んでいる騎士たちは、総勢五十人。
その中にアリスもいる。
このオリーブ農園がおかしいという情報が、近隣の農家によって王国騎士団にもたらされたのは、一週間ほど前のことだ。
経営者であった老夫婦が高齢のために作業ができなくなり、この農園を売り出したのが昨年のことで、すぐに買い手がついたそうだが、新しい経営者はまるで手入れをしない。
昨年の収穫も、十人ほどの男たちが一日だけ行っていたそうで、ほとんどの実が摘み取られず地面に落ちていたのだとか。
農園の中には建物が二棟ある。
ひとつはオリーブの実をすり潰して油を搾るための風車小屋だ。
それも羽根が止められたままで、搾油している様子がなかったそうだ。